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ノヴァ社の破産管財業務報告にふれて

2008年6月10日

ノヴァ社が平成19年11月26日に破産宣告を受けてから、もう6ヶ月が経とうとしています。
「お茶の間留学」や、「駅前留学」で有名でしたし、NOVAウサギのキャラクターは子供が気に入っていました。

破産管財人の弁護士方は、破産手続きに尽力して下さっていて、HPでも随時更新されて現状を報告してくださっています。

平成20年5月30日付で、元NOVA受講生の方へ郵送された報告書を目にする機会がありましたので、その内容の中で、現在信販会社へ支払い停止中で残債務が残っている方へ、わかりやすく書いてみました。

破産管財手続は、ノヴァ社の債務と資産を調査して、債権をもっている方に法律に従って配分していくという処理ですので、
ノヴァ社の状況は、資産は多少あるものの、税金や、給与の未払い分(法律上は生徒への返金債権より優先されるべき債権と定められています)が大きいので、生徒への返金(配当)に宛てる資産は残らない、ことを報告しています。

信販会社と、NOVA社の事業継承先のジー・エデュケーション社が話し合って、「現在支払い停止中の債権」をどうするのかに関して、協議会がもたれたそうです。

その結果、基本的な対応は、「すでにポイントをすべて消化している人で、現在信販に残債務が残っている方」へは、今後本人の承諾を取った上で、請求を再開させてもらう、と書かれています。

そして信販会社によっては、「受講のサービスを受けた金額相当分と、信販会社への支払金額」を比較して、サービスの提供を受けた金額に支払額が満たない方に関しては、請求をさせてもらう、という対応を取る信販会社もあるようです。

その場合に、受講を受けているポイント数に誤りがある場合には、その旨を信販会社へ連絡してもらうことで、
破産管財人室で再度確認を取るそうです。


8ページにわたる報告書を読んでいて、いろいろ考えさせられることがありました。

ノヴァ社が、平成18年から赤字決算になっていたことを 私は知りませんでしたし、
平成16年のジャスダック上場以降に、採算を度外視して教室数を急激に増加していたことが、運営の効率や、採算を悪くしていたことも
書面を読んで、認識しました。

前社長の個人商店の色彩が濃厚な会社であって、重要な意思決定は個人の独断で決められていたことや
取締役が取締役会において前社長を解任して、平成19年10月25日に新たに選任されて、会社更生開始手続が申し立てられていたことも知りませんでした。

中途解約の際の対応に関しては、生徒さんから複数の相談を受けていましたので、会社としての対応の悪さや、
特定商取引法を遵守しようとは考えていない会社方針であることは、わかっていましたが、
会社の内部事情や経営状況など、把握していなかったことも多かったのです。

1生徒(消費者)が、特に高額な契約の相手を選択する際には、十分注意しなければならないと痛感しますし、注意しても得ることが出来ない情報もあるのですから、
業者とは対等ではないと感じます。

英会話を受講しようと思ったときに、気にするのは、サービスの内容と、教室の場所、受講可能な時間帯かどうか、価格、講師の質、人数等ですよね。

その会社が上場されていれば、決算報告書を確認してみようという生徒は、ごくわずかだと思います。

今後も破産管財人の業務は続けられていきますので、ご興味のある方はぜひ、HPをご覧になってください。

投稿者 kurokawa : 2008年6月10日 13:23

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