TI千秋の未来永劫適正価格で囲い込み
インターネットマーケティングとリスク管理

TI千秋の未来永劫適正価格で囲い込み:2008年6月分

システムは目に見えないところが重要だから・・・良心的なパートナーであり続けるために、適正価格にこだわります。

TI千秋の未来永劫適正価格で囲い込み 2008年6月のアーカイブ

« 2008年5月 | TI千秋の未来永劫適正価格で囲い込みTOP | 2008年7月 »


ADR 行政書士に裁判外紛争処理は無理

2008年6月29日

時間があいていしまいましたが、行政書士会関係の続きです。
 
 
行政書士会は、常に隣接の業務への職域拡大を狙っています。
それはどの専門職も同じで、司法書士も社労士も税理士も、
自分の職域に隣接する業務への拡大を常に模索しています。
 
 
行政書士が狙っていた職域拡大のひとつに、
裁判外紛争処理(ADR)への参入がありました。

紛争処理は、当然弁護士の職域ですので、司法改革の一環として
弁護士会が積極的に取り組んでいますが、
残念ながらその枠組みにも行政書士は参加できませんでした。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/judical_reform/adr.html
 
 
 
行政書士が職域拡大を狙うとき、その専門性や法律案件の
処理能力に対する疑問を、他の専門職種から投げかけられることが多くあります。
今回も、裁判外紛争処理の制度作りに参加しようとしたところ、

『枠組みは弁護士、一部専門性の高い案件について、それを専門とする他の専門職種が参加』

という中に入れてもらえなかったのです。
 
 
ただ、内部から見ていて、行政書士にADRは無理だと思いました。
一部の熱心で、能力の高い行政書士であれば可能かもしれませんが、
制度として行政書士資格者全員にその役割を担わせることは、社会にとって危険です。
  
 
それを露呈してしまうような出来事が、神奈川県行政書士会の内部で発生しました。
これについては、ちょっと書くのをためらいました。が、思い切って書きます。
複数の会員に取材してまとめた内容ですので、
もしかしたら間違っている部分もあるかもしれませんので、
「ここが間違っている」などご存知の方がいらっしゃったら、
遠慮なくコメント欄にでも書き込んでいただければと思います。
(ただし、誰が書き込んだか私にわかる程度には名乗ってくださいね。)
 
 
現在、神奈川県行政書士会では、労使問題を抱えています。
行政書士会が労働問題、というと不思議な気がしますが、
行政書士会もその事務や運営のために、職員を雇用しています。
その職員と、神奈川県行政書士会が揉めているのです。
 
この話はうわさ程度には会員に知られているのですが、
深く知っている人が少なかったので、ちょっと寄せ集めの情報になります。
その点ご容赦ください。

  
神奈川会は、事務局職員の人件費を削減することにしました。
そして、事務局職員に、『給料を下げます』『労働時間を増やします』『やなら辞めてください』
と伝えました。
これが、紛争のきっかけになったようです。
 
 
普通でしたら、まず給与規定を見直し、労働契約の労働条件を見直し、
新たに雇用する労働者からそれを適用します。
現在雇用している労働者に、給与体系などの不利益変更をする場合には、
それなりの理由をもって労使交渉することになります。
 
労働条件の、一方的な不利益変更は無効です。
それに、一方的に不利益な条件を突きつけるのは、交渉術としてもとても未熟です。
どうも、神奈川会では、理事会で給与体系や就業規則を変更すれば、
一方的にそれに従わせることが出来ると思っていたふしがあります。
平たく言えば、労働法まわりを全然知らなかったのではないか、と思われます。
 
 
そのまま両者の対立は拡大し、事務局の職員は労働組合(ユニオン)に駆け込みました。
『街の法律家』を自認する行政書士の、
しかも2000人もの会員がいる単位会において、
その執行部が法律知識も交渉術もままならず
労使紛争を起こしてしまったわけですから、残念な限りですし、
この現状で人様の紛争処理の解決のお手伝いをしよう、と言うほうが無理です。
 
 
 
個人的な意見を言うと、
弁護士が相手にしてくれなかったと行政書士事務所に駆け込んでくる
一般の人たちも少なくなく、その案件の処理によって助けられる人たちも
多くいますので、行政書士が一定の役割を担うことは反対ではありません。
が、能力がある行政書士が関わることによる社会的利益より、
能力の無い行政書士も関わる社会的不利益のほうが、残念ながら大きい気がします。
 
 
ということで、また別の話題などをはさみながら、もう少し行政書士会に関することも続けます。
 
 

投稿者 senshu : 18:52 | コメント (0) | トラックバック


先生病

2008年6月10日

行政書士会の話題の続きです。

先生病の話を取り上げる前に、先日のエントリー『日当5000円』の話の補足です。
現在は、日当1万円コースがあるそうです。
時間などで5000円か1万円かが決まるそうですが、この差で大声を出す人も多く、捌く役員の方も大変なようです。

というか、行政書士会はいつから会員にバイト代を払う組織になっちゃったんでしょうか。
 
 
 
 
 
さて、行政書士会に蔓延する先生病についてです。
 
行政書士は、お互いを先生と呼び、「僕達は先生と呼ばれる仕事をしているから」という意識がすごく強くあります。
先生とは、一般的には社会的地位が高く、指導的な役割を負う職責の人への敬称として使うことが多いようです。行政書士は、『僕達は先生だから』とお互いに『先生』と呼び合うのです。
 
 
 
 『先生』と呼び合うことを否定はしません。一定の役割を負い、社会的に不可欠な存在であれば、先生という立場を自認し、自らを、お互いを律するために『先生』と呼び合うことはいいと思います。
 また、専門職種として、社会の中で一定の地位を築き、業界の中で職域を確保し続けるために、自らを『先生』であると公言し、その地位を高めようとする狡猾さは必要でしょう。
 
 
 それが『自己の現状を正確に把握した上で戦略的に』行なわれるなら大したもんだと思います。
 しかし残念ながら、行政書士の場合、お互いの傷を舐めあうように『先生』と呼び合う場面を多く見かけます。


 自分が行政書士時代に感じ、また残念に思ったことのひとつに、新入会員に過度にこの意識を植え付けようとする傾向が強かったことです。
 
 
 
 『あなた方が、前に何をやっていたか、知らないが、これからは、先生と呼ばれる、行政書士なのだから、その意識を持って、行政書士業に、励むように』
 
 そして、みんな『行政書士とはかくあるべき論』を始めてしまいます。
 
 
 
 逆でしょう。
 
 
 行政書士会に入会してくる人には、いろんな経験を積んだ人がいます。確かに目的意識も無く老人会代わりに入ってくる元公務員も山ほどいますが、公務員も含め他の業界で活躍されていて、志を持って資格を取り、開業される方も沢山います。社会の様々な場面で活躍できる可能性を持った『行政書士』という資格を生かすための材料を、そこから吸収するチャンスなのです。
 
 その人たちから学ぼうとしないなんて、なんて勿体無いんだろうと思います。
 自分が先輩面して満たされる自尊心や自己満足をちょっと脇において、まずは行政書士の業界に染まる前の人たちから得られる情報を、根掘り葉掘り、何か得られる情報は無いか、そこに自分のビジネスの種は無いかと聞いてみればいいのに、と思います。
 
 これは、顧客に向き合うときも同じで、『私が教える』という意識を過度に持ちすぎているため、顧客から情報を吸収できなくなってしまっている人も多いように感じます。
 顧客にしてみれば、先生と呼ばれたがってるのに呼ばないとめんどくさいから、先生と呼んでるだけだったりします。
 
 
 
 行政書士は寄り集まると、自分達は先生である、物売りのような仕事とは違う、という意識で行政書士論を交わします。建設的であればいいのですが、往々にして、収入が少ないことには『武士はくわねど高楊枝』といってみたり、弁護士ほど高度な専門家でないことは、『街の法律家だから』といってみたりして、お互いを納得させあうことがあります。
 
 そんな『先生病』に浸っている暇があるのなら、他の業界の情報を得て、ビジネスどころを探り、『先生』という面の厚い仮面をかぶり、狡猾に職域を確保しに行けばいいのに、と思いますが、そうしないことも、やはり理由は『先生』だから、ということに帰結してしまいます。
 
 
 
 
 あと、『人助けをしたい』ということを軽く口にする人たちも多いのですが、その話はまた近々書きます。

投稿者 senshu : 18:50 | コメント (2) | トラックバック


ビッグバンのように会社を大きくします!

2008年6月 8日

ちょっとだけ、行政書士会の話題を離れます。
神奈川県行政書士会については、引き続き取材中ですので、連載は続けます。


さて、ちょっと最近気になっている会社経営の話題を書きます。


爆発的に会社を大きくするために必要なものとは何でしょうか。
アイデア、発想力、自分の能力、人とは違う個性。

もしも、自分の努力の結果として、自分の力の誇示として会社を爆発的に大きくしたいなら、これしかないと思います。
 
 
 
 
 
 
 
こつこつと日銭仕事をこなす。
 
 
 
 
 
 
  
そんなことで会社が大きくなるわけがない!と、思うかもしれません。そう思われた方は、ちょっとこの話に付き合ってください。
そうでない方も、自分がベンチャー企業の鼻息荒い社長だと思って少しお付き合いください。


 会社が爆発的に大きくなるというと、例えばすごいアイデアがあったり、すごい特許があったり、天才的なファイナンス能力があったりして、いきなり大もうけ、というイメージがあるかもしれません。
 実際、ほんの数年前まで、私自身もそんな考えに捉われていました。
 『新しいこと』『いままでに無いこと』『大きくなりそうなこと』に魅力を感じ、自分でも立ち上げてみたり、他人に誘われては参加してみたりしました。


 時には、ベンチャーキャピタルの資本をあてにしたり、無理な借入をしてつぎ込んだり、大きくなること、大もうけすることを夢見てお金と労力を使ってきました。

 が、ことごとく、それは見事にことごとく失敗して来ました。
 そのときに思い浮かぶ恨み節は、全て環境のせいにしてしまうものです。つまり、初期投資できる資金が足りなかったからだ、とか、パートナーに恵まれていなかったからだ、とか、時宜にそぐわなかったからだ、とかです。


 でも、この年(30代の真ん中)になり、会社の経営年度も8期目に突入し、ようやく『会社を大きくするためのビジネスにおける失敗』の原因がわかりました!
 それもたった一つのことでした。それは、
 
 
 
 
 

緻密さが足りない。
 
 
 
 
 
 
本当に、これだけです。
 一見、ひとつのアイデアで大成功しているように傍から見える事業者でも、その実、過程においては一つ一つの条件を積み重ね、テストし、穴を埋め成功に導いています。外からはその過程は見えないため、まるでビッグバンのように何も無いところから大きな形が出来上がったように見えます。

 その過程は、聞いているだけでうんざりするほど回りくどく、泥臭く、めんどくさく、まねをする気すら起きなかったりします。ちょっと話は逸れますが、ビジネスについて、成功事例を指導するセミナーなどを開催した人の話を聞いてみると、高いお金を払ってセミナーに参加してくる人でも、説明した過程をちゃんとこなして同じように成功できる人間は、ごく少数だといいます。
 大多数の人は、『高いお金を払って参加したのに、大きく成功する秘訣を教えてくれずに、ちまちまとしたことの説明しかなかった』という不満を持って帰るそうです。
 でも、本当に大きくなる秘訣はその積み重ねにあるのであって、その積み重ね方を教えられるということは、試行錯誤に掛かる莫大な時間をセミナー費用というお金で買って節約できた、ということです。
 それが、「自分の能力ひとつで大きくなれる」という夢を見てしまっている人には伝わらないのです。

 さて、ではそんな泥臭くてめんどくさくてまねをする気も起きないことをせずに、大きくなる方法は無いものでしょうか。
 あります。

 思わせぶりな表現ですが、あるんです。それは、
 
 
 
 
 
 

こつこつと日銭仕事をこなす。
 
 
 
 
 
 

ことです。
なぜか。

 日々こなしている日銭仕事には、お客さんからの要望、情報の収集、自分のスキルアップなど、「その時」に備えて積み重ねるべきものが宝石のように詰まっています。市場で求められているものは何か、その解決へのヒントは無いか、それに対応できる自分の技術や能力は何が必要か、など、5万円10万円というお金をもらいながら積み重ねることが出来るのです。
 
 日々その仕事をこなしているということは、自分にとっても無理なく続けられる、さらには自分に向いている、ということも言えます。無理して他人の猿真似をすることなく、長い時間積み重ねることが出来ます。


 そうして積み重なったものは、節操無く新事業に手を出すより、その土台と経験を活かせばはるかに緻密で大胆なビジネスモデルを描くことが出来るようになります。


 自分のいる業界には、どうも閉塞感を抱きがちです。でも、そこにビジネスチャンスがあることも多く、また、全然違う業界でもよく眺めてみると、びっくりすぐらい、しっかりと自分の経験を活かす事が出来る場所があったりするものです。

 なので、今はタスクインタラクティブももう一度初心に立ち返り、日銭仕事をこつこつとこなしています。
 それぞれが何を積み重ねてきたかを考え、今の仕事に抜けている点は何かを考えながら、日々の仕事をこなしています。

 数ヶ月そんなことを意識しながら仕事をしていると、なんとなく見えてきました。大きくなるきっかけのようなものが。
 でも、まだその絵には緻密さが足りないため、今はこつこつと積み重ねている段階です。

投稿者 senshu : 22:20 | コメント (0) | トラックバック


日当5000円

2008年6月 4日

行政書士会の話題の続きです。

神奈川県行政書士会の駄目さ加減を良くあらわしているひとつのエピソードをご紹介します。
多分読み終えるとぐったりすると思いますが。。


神奈川県行政書士会では、会の仕事に参加すると、日当5000円が支給されます。2時間程度の委員会でも5000円、一日仕事の相談会などでも5000円です。
普通、自営業者の1日1人あたりの売り上げの設定は大体4万円~8万円です。ですので、これは日当というより、会員の責務として会の業務をこなしたお疲れ様代、あるいは車代のようなものです。


私は以前、役員に頼まれるままに複数の委員会をかけ持ちしており、毎月の日当の合計が3~5万円になることもありました。その引き換えに、自分の業務の時間を削っていたのです。

ある年、広報部の事業の一環として、『行政書士フェスタ』というイベントの開催を企画し、実際に開催にこぎつけたことがあります。
イベントは、その取材映像がメディアに取り上げられることにより、掛けた費用の何倍もの広告効果を得ることが出来ます。それが年に1回定着すれば、定期的なマスメディアへの露出が確保できると考えたからです。

3年目にはキー局で、という計画で動き出し、実行委員を組織し、それこそ週一ぐらいのペースで会議を開き、準備を進めていました。設営はイベント会社を通すより安く、会場は放っておいても人の集まる横浜みなとみらいの赤レンガ倉庫前で、華やかさを出すために横浜マリノスと横浜フリューゲルス(当時)のショップを出展してもらって、さらに地元企業にブースを出してもらい。。。

初年度にしては、順調に準備を進めました。
会の規定上、会議には日当が出るのですが、フットボールチーム、地元企業への営業や打ち合わせは無償でした。それでも、成功に向けて準備を進めていました。


そんな時、一部の会員から強力な批判がありました。
いわく、やつら(イベントの実行委員達)は、日当がほしくてあんなことしている。


打ち合わせのために時間を掛けて集まって、何時間も打ち合わせて、日当5000円です。それまでも日当の対象にならない時間も相当使っていましたから、まさかそんなもののために批判されるとは思ってもいませんでした。しかし、広報部長と、実行委員長の自分の判断で、実行委員全員に了承を取り、その後の日当は会に請求しないことにしました。5000円程度で、という言い方は良くないですが、そんなことで非難を受けるぐらいなら、要らない、ということになったのです。

ですので、準備の後半からイベント当日に掛けて実行委員はみんな無報酬で働きました。でも、いまだにそのイベントは批判の対象になります。

1回目は2回目のパンフレットや営業用の写真を撮る為に、2回目は実績を持って周囲を巻き込むために、3回目以降はメディアに取り上げられ、効果的な広報活動を行なうために、という考え方を理解してくれる人は、行政書士会には皆無でした。

いまでも、規模を縮小して広報部が行なっていると聞きますが、残念ながら趣旨が変わってしまいました。
イベントはやることに意義があるのではなく、限られたコストで話題を作り、その何倍もの広告効果を得ることに意義があります。それは最後まで理解を得ることは出来ませんでした。

さて、日当5000円の話に戻ります。

現在、神奈川県行政書士会では、『日当5000円がほしくて会の活動をしている人』と『日当5000円もらっている人を妬んで批判している人』が会の中で大きな声を出しています。
本当に、どうしてしまったのかという感じです。


こういう話題を書くと、稼げれば偉いのか、とか、5000円ほしい人を馬鹿にするのか、という批判を頂くことがあります。
そんなことを言いたいわけではありません。


少なくとも、他の企業の手助けをすることを生業にしている行政書士は、他の企業の持っている経済的価値観と同等以上の感覚を持ち合わせていなければなりません。そうでなければ、求められる価値のある仕事を提供できないからです。

例えば行政書士が業務を受けて、20万円の報酬を得るのであれば、少なくともその会社の社長さんの手を、2日~4日あけてあげて、社長さんには本業で収益を上げていただかなくてはならないのです。そこに、1日5000円という価値観を持ち込まれてしまうと、クライアントさんは困ってしまうのです。
しかも、自分から『先生』を自負するのであれば、その価値をなお高める必要があります。

もちろん、多くの行政書士、会の活動を支える会員はそんなことはありません。
でも、残念ながら行政書士会では1日5000円の価値が幅を利かせています。
なぜなら、彼らのほうが声が大きく、文句を言い続ける時間を持ち合わせているからです。


いま、行政書士会が抱える惨状のひとつは、この価値観に覆われていることです。


続きます。

投稿者 senshu : 18:48 | コメント (0) | トラックバック


強制会の役割

2008年6月 1日

前のエントリーで、神奈川県行政書士会を退会したことを書きました。
それから、神奈川県行政書士会の惨状を今後綴ると書きました。

その惨状を書く前に、まずは、強制会の役割とは何か、それを書きたいと思います。


神奈川県行政書士会は、行政書士法上の法人です。
各都道府県に設立することを義務付けられています。
そして、行政書士は業務を行うにあたっては、行政書士会に入会することを義務づけられています。
正確には、行政書士登録をすると、会員になる、というロジックですが、行政書士を名乗るためには、書士会に登録し、そのために入会金を払い、月額の会費を払わなければならないのです。


行政書士会はその会費を使い、会を運営し、会員が職務にまっとうできるよう努めます。
『行政書士会は、会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とする。』
これが、行政書士法に定められた、行政書士会の唯一の目的です。


任意に集まる団体ではなく、ある業務を行うならば強制的に入会させられる会です。
同時に会員は会に対して『会費を支払う』という責務を負います。

会費は、年度単位ごとに徴収され、支出され、会計処理されます。
(年度の途中入会、途中退会は月割り)

であるならば当然、行政書士会はその年に徴収した会費は、その時点での会員のために使い切るのが基本です。
もちろん、連続して運営する組織ですから、ある程度の内部留保は必要です。また、不慮の事故に対応する保険なども必要です。でもそれは必要な最小限で行われるべきです。


また、会に集められた会費は、会員全体の利益のために使われるべきです。
もちろんすべてのお金を全ての会員の利益のために平等に割り振るのは無理な話です。この予算はこの分野のため、この予算はこの分野のため、と割り振って使うのは当然のことです。
また、目的は正当であっても結果が伴わないこともありますので、多少の無駄が出ることもしかたのないことです。
 でも、その目的や過程、成果は何であったかなどは共有されるべきです。


神奈川県行政書士会も、昨今の資格志向の波に乗り、会員も2000人を超えるまでになりました。
会費も潤沢に集まり、余裕があるようです。


でも、ここ数年の会費の使途には、疑問を感じずにはいられません。
例を挙げると、

・月額報酬の支払われる副会長が、何故か8人に増えている
・その副会長諸氏が、毎日書士会の事務局に来て日当を得ている
・行政書士の扱えない業務の勉強会などが開かれ、日当が支払われている
・横浜で行われていた年に1回の総会が、箱根の温泉地で行われた
・総会後の懇親会が、温泉付きの1泊になった。その上会員による催し物付きだった
・行政書士会館建設に向けて、内部留保を増やしている

現在まだまだ調査中ですが、どう考えてもおかしい予算の執行がつづいています。
その根本には、時代や社会からずれにずれた感性での運営があるように思えます。


一面、会費を支払い会に参加していたものとしての怒りや残念な気持ちがあります。
一面、自分が携わってきた行政書士の将来を案じ、どうにかしないと、という思いもあります。

しかし、あまりに理解を超える状況になると、そこから離れるのが自分にとって最善、という判断になるもので、今回の行政書士会の退会にいたりました。


ではなぜここまでひどくなってしまったのか、それを、次回は書きたいと思います。
6年間、メンテナンスを間違えると、組織を根元から腐らせることができるということが、よくわかりました。
そんなお話です。

投稿者 senshu : 07:03 | コメント (0) | トラックバック