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強制会の役割
2008年6月 1日
前のエントリーで、神奈川県行政書士会を退会したことを書きました。
それから、神奈川県行政書士会の惨状を今後綴ると書きました。
その惨状を書く前に、まずは、強制会の役割とは何か、それを書きたいと思います。
神奈川県行政書士会は、行政書士法上の法人です。
各都道府県に設立することを義務付けられています。
そして、行政書士は業務を行うにあたっては、行政書士会に入会することを義務づけられています。
正確には、行政書士登録をすると、会員になる、というロジックですが、行政書士を名乗るためには、書士会に登録し、そのために入会金を払い、月額の会費を払わなければならないのです。
行政書士会はその会費を使い、会を運営し、会員が職務にまっとうできるよう努めます。
『行政書士会は、会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とする。』
これが、行政書士法に定められた、行政書士会の唯一の目的です。
任意に集まる団体ではなく、ある業務を行うならば強制的に入会させられる会です。
同時に会員は会に対して『会費を支払う』という責務を負います。
会費は、年度単位ごとに徴収され、支出され、会計処理されます。
(年度の途中入会、途中退会は月割り)
であるならば当然、行政書士会はその年に徴収した会費は、その時点での会員のために使い切るのが基本です。
もちろん、連続して運営する組織ですから、ある程度の内部留保は必要です。また、不慮の事故に対応する保険なども必要です。でもそれは必要な最小限で行われるべきです。
また、会に集められた会費は、会員全体の利益のために使われるべきです。
もちろんすべてのお金を全ての会員の利益のために平等に割り振るのは無理な話です。この予算はこの分野のため、この予算はこの分野のため、と割り振って使うのは当然のことです。
また、目的は正当であっても結果が伴わないこともありますので、多少の無駄が出ることもしかたのないことです。
でも、その目的や過程、成果は何であったかなどは共有されるべきです。
神奈川県行政書士会も、昨今の資格志向の波に乗り、会員も2000人を超えるまでになりました。
会費も潤沢に集まり、余裕があるようです。
でも、ここ数年の会費の使途には、疑問を感じずにはいられません。
例を挙げると、
・月額報酬の支払われる副会長が、何故か8人に増えている
・その副会長諸氏が、毎日書士会の事務局に来て日当を得ている
・行政書士の扱えない業務の勉強会などが開かれ、日当が支払われている
・横浜で行われていた年に1回の総会が、箱根の温泉地で行われた
・総会後の懇親会が、温泉付きの1泊になった。その上会員による催し物付きだった
・行政書士会館建設に向けて、内部留保を増やしている
現在まだまだ調査中ですが、どう考えてもおかしい予算の執行がつづいています。
その根本には、時代や社会からずれにずれた感性での運営があるように思えます。
一面、会費を支払い会に参加していたものとしての怒りや残念な気持ちがあります。
一面、自分が携わってきた行政書士の将来を案じ、どうにかしないと、という思いもあります。
しかし、あまりに理解を超える状況になると、そこから離れるのが自分にとって最善、という判断になるもので、今回の行政書士会の退会にいたりました。
ではなぜここまでひどくなってしまったのか、それを、次回は書きたいと思います。
6年間、メンテナンスを間違えると、組織を根元から腐らせることができるということが、よくわかりました。
そんなお話です。
投稿者 senshu : 2008年6月 1日 07:03
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