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改めて、行政書士は駄目な資格かを考える(4)

2008年7月 9日

続きです。

前回でもちょっと触れた、社会的な地位としての行政書士資格について、
もう少し詳しく触れます。
 
 
 
私が行政書士の専業でなくなってから、行政書士の資格を活用した場面といえば、
他社との契約において、先方の法務部の方に対して行政書士を名乗ることがまま
ありました。
 
 
一応行政書士は、契約書の作成なども業務範囲に入っています。
また、一般の人にしてみれば、資格業界の中の格差意識よりは、遥かに
行政書士を高く見てくれますので、『相手方が行政書士だ』と思うと、専門家、
という印象を持ってくれて、先方の法務の方もちょっと構えて対応してくれます。
 
また、例えば銀行や保証協会の与信、あるいは帝国データバンクの
企業調査の際にも、代表が国家資格保持者というのは、若干良い方向に
評価されるポイントになるようです。
(だからといって無条件に高く評価されるわけではありませんが…)
 
 
 
という感じで、行政書士という国家資格を持っていることは無駄では
ありませんし、資格業界内での地位争いなどあまり関係がありません。
また、経営者などがプラスアルファで持っている場合は、間違いなく
信用力が少し付きます。
 
法律家として行政書士の資格を云々するのは無理があるかもしれませんが、
ビジネスの場で活用する資格としては、とても重宝します。
 
 
 
余談ですが、残念ながら行政書士の方で、IT系の契約書を作成したり
契約のコンサルをしたり出来る方にお会いしたことがありません。
この分野、本当に契約書をよく交わしますので、我こそは、と思う
行政書士さんは是非参入してみてください。
 
やる気がある方でしたらいろいろ協力も出来ますよ。
おそらく私は行政書士(今は“元”ですが)の中では、IT系の契約に関しては
かなり強いほうだと思います。
自分が直接担当しただけでも、
・秘密保守契約
・開発請負契約
・共同運営契約
・コンテンツ等提供契約
などなどあります。
相手様も、コナミさん、ナムコさん、北陸製菓さん、カバヤ食品さんなどなどと、
新規案件の企画立ち上げから制作、それに伴う契約書の締結などをしてきて
います。
 
この分野にご興味のある方で、やる気のある方は是非ご一報ください。
 
 
 
 
さて、次に、行政書士の組織力、政治力についてです。
これは、神奈川県行政書士会のシリーズを読んでいただいている方には
お分かりいただけると思いますが、神奈川県に関しては良い状況とは
いえません。
また、全国的にも似たような状況だと思います。
 
 
理由はご存知のように、仕事をしていない人が集まり、声を張り上げて
いるからです。
神奈川県行政書士会も組織として致命的なのは、支部推薦理事という存在と、
会長選挙で組織力のある元公務員の人たちが幅を利かせることかと思います。
 
 
支部推薦理事とは、各支部から本会の理事会に推薦される理事です。
これがあるために、会長が執行部を組織しても、結局理事会に来る暇で
我侭でうるさいだけの理事達に押され、思い切った動きが取れなくなって
しまっています。
 
そもそも、なぜ単位会(各県にある行政書士会)に、支部推薦の役職が
あるのかわかりません。
各支部の利益を代表する人が、執行部に必要でしょうか。
都道府県の予算取りではないのですから、川崎エリアに有利なことが
平塚エリアで不利になる、なんてことがあるわけが無いのに、各支部から
役員を推薦する意味なんかありません。
 
 
だって、さらに支部長会もあるんですよ。
支部ごとに差異のある話をするのでしたら、そこでいいじゃないですか。
 
 
こういったことを思い切って変えようとしても、その支部推薦理事の人たちが、
でかい声でそれを阻止しようとするため、まったく身動きが取れません。
その上、会長選挙の時には、元公務員の老人会は、「俺は何票持ってる」と、
キングメーカー気取りです。
 
 
つまり、会の中の多数の人たちの意思は、決して行政書士業務で活躍して
いこう、という方向を向いていません。
肩書きがほしい、威張りたい、薀蓄のべたい、そんな人たちが、毎年自動的に
大量に入会してくるわけですから、良くなるわけはありません。
 
 
 
なので、将来的な行政書士の地位向上というのは、かなり絶望的かなと
思っています。
なんだかんだで、組織力、政治力がなければ、行政書士法や行政書士が
関わるその他の法律が、行政書士にとって良い方向に改正されることは
ありません。
それは、期待できないかなと思います。
 
 
ということで、また続きます。

投稿者 senshu : 2008年7月 9日 23:21



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コメント

今回のお話も面白かったです。

特に資格を持っているだけでも効果がある、ってところが良かったです。

コードさんいつもありがとうござます。

資格は持ってれば本当に便利です。
経営+資格 の話は、また今後も書いていきます。

たまたま見つけたので投稿させていただきます。
行政書士は、行政に関する手続の円滑な実施に寄与することがその業務であって、企業のコンサルは別の話かと思います。
能力のある方は、どんどんやって下さい。
しかし、そこに行政書士の資格は全く関係のないことです。

岡戸さん
コメントありがとうございます。
せっかくですので、週明けにでも時間があるときに
エントリーとして書きますで、少しお待ちください。

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