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改めて、行政書士は駄目な資格かを考える(7)
2008年7月27日
前回のコメント欄で、インターネットでの営業についての話が出たので、
そのことを今回は書きます。
行政書士の資格を取っても、営業が大切だと言うことを書きました。
それを、インターネットだけでほぼ行なっている人たちがいます。
ここの大家さんの林さんも、その典型です。
『インターネットの集客で食えるの?』という懐疑的な方もいらっしゃる思いますが、
何年も継続して経営している事例を見ていますので、それは間違いありません。
林さんの界隈を実際に目にしていますが、こんな感じです。
林さん自身の事務所は、インターネットによる集客と、
全体のハンドリングに徹しています。
北海道の黒川さんの仕事場は、机ひとつと電話、それから膨大な資料と
業務処理の書類で、まさに事務処理の現場という感じ。
社労士の縣さんは、その身軽さでアポの取れたクライアントさんを
飛び回って動いている、という感じです。
kk-supportなどのサイトでは、もっと多くの方が関わっています。
それぞれの役割をこなし、業務をうまく分担している印象を受けます。
その中で、営業にあたる部分を担当している林さんが行なっていることは、
事務仕事というよりエンジニアリングです。
この役割分担の中で、黒川さんの書類を処理する姿や、縣さんの
クライアントと相対してコンサルティングを行なう姿が、専門職の
イメージに近いと思います。
黒川さんは困っている消費者の相談を受け、それを解決し、縣さんは
クライアントである経営者の悩みを聞き提案を行い、という、いかにも
専門職という姿で仕事をしています。
この裏で、インターネットでの集客を一手に担っているのが林さんで、
前のコメント欄に本人が書かれていたように、集客の部分に関しては、
エンジニアの仕事です。
その集客エンジニアリングと各提携先の動きを、経営的視点で見渡し、
全体が滞りなく業務を行なえるようにしている、という感じのようです。
ここで、とても大切なことは、『インターネットでの集客はエンジニアリング』
という意識があるかどうかだと思います。
どういうことかというと、なんとなく、『インターネットでも集客できる』と
考えて、なんとなくホームページ(ウェブサイト)を作って、なんとなく
いいことを書いておけば仕事が来る、というわけでは無いからです。
同じ、『ウェブサイトを公開している』ということでも、はっきり言ってしまえば
専門職が片手間に上品に作ったウェブサイトと、インターネットエンジニアリングを
きっちり駆使して集客マシーンとして作り上げられたウェブサイトでは、その能力は
まったく違います。
マネキンとサイボーグぐらい違います。
一見似ていますが、能力はそれぐらい違うのです。
具体的には、
・情報量、質、更新頻度などの、情報ソースとしての価値を高める
・SEOといわれるような技術的な最適化をする
・メルマガ等、サイトへ誘導する周辺環境を整える
ということが必要になります。
『インターネットじゃ食えない』というのは、恐らくこの『マネキン』と
『サイボーグ』の区別が、その人にはわからない、ということかと思います。
そして言えるのは、インターネットでの集客は、リアルの『営業』などに
比べて“決して楽ではない”ということです。
前回の話と絡めていうと、努力や苦労の“質”が違うだけで、その労力が
軽くなるわけではありません。
林さんもよく、胃が痛くなるようななんともいえない重圧を味わっているようです。
でも、『インターネットで簡単に!』とか、『インターネットで自動的に!』
集客が出来る、みたいなものが溢れています。本にしても、情報商材にしてもです。
ひとつには、当然その本などを買ってほしいから、あたかも簡単にネットで集客
出来るかのように謳っているだけだと思います。
ちょうど資格の学校が、行政書士や司法書士を『脱サラに最適!』と煽っているように
です。
もうひとつには、やはり向き不向きの問題で、ある成功者にとっては、
その方法は大変だったけど、違和感なく突き進めたのかもしれません。
同じことを、他の人がやったとしたら、大変だからちょっと手を抜いたり、
違和感が疑問になって前に進めなくなったりするかも知れません。
そうなると、結果として“失敗”になりかねません。
もしも、資格を取ってインターネットからの集客で生きていこう、と思って
いる方がいらっしゃったら、今の仕事などを辞める前に、とりあえず興味のある
業務分野でウェブを立ち上げてみるのもいいかもしれません。
そのウェブサイトが、どの程度検索などで上位にヒットするか、あるいは、
一日どのくらいのアクセスを稼げるのか等を見てみて、試行錯誤してみて、
自信が付いてから資格取得しても遅くはありません。
でもそれで、もしも大量のアクセスがあり、実際に問い合わせもたくさん
入るようになってしまったら、あなたに向いているのは、資格業ではなく、
インターネットエンジニアリングかもしれません。
そうなったら、自分で資格を取らずに、業務分担できる有資格者を探して、
あなたは集客に徹したほうがいいかもしれません。
つまりあなたが生きていくために、『資格』が必要ないのかも知れません。
どうです?
資格業とは、専門職とは、営業とは、集客とはって、分けて考えていくと、
思ってもいない方向に話がいくこともあります。
それほど、実は『資格取得』というのは曖昧な将来像であって、
『専門職』というのは決して具体的な姿を持っていないことが
お分かりいただけると思います。
投稿者 senshu : 2008年7月27日 19:41
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