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不況と有名投資家
2008年12月15日
せっかくなので不況ネタ続けます。
FX全盛期に聞いた話なのですが、FXが賑わうと、例えば『儲かる!FX』
のような感じで投資指南をする有名投資家が沢山現れます。
ところが不況の波が来てそれが去った後は、有名な投資家がそれこそ
津波にさらわれたかのように消えてしまうらしいです。
そして、また景気が良くなるにつれて、新しい投資家が現れて来て、
雑誌やウェブで投資指南を行い、著名な投資家と言われるようになる
のだという話です。
そんなものなのかなと思い、いろいろ調べてみたのですが、これには
いくつかの理由、というか、その素性についてパターンが有るように思えます。
例えばこんな感じでしょうか。
1)自分の理論と一緒に破滅型
2)顧客に追われて消滅型
3)後ろ盾からお払い箱型
4)企画終了型
1)の『自分の理論と一緒に破滅型』は、自分でつぎ込んだ投資を回収できず、
破産のような状態になってしまうパターンです。
ですが、これはあまり割合は高くは無いかもしれません。
理由は簡単で、そもそも自分の資金で大きく稼いでいる人は、あまり表には
出てこないからです。
また、このパターンの人は、そもそも利益を上げていること自体、曖昧な
投資理論が市場環境や運に恵まれていただけだった、ということが多い
気がします。
具体的には、株式のチャート理論などの人は、多くの場合『結果論』を
さも事前に予見できたかのように騙っているだけだったりします。
2)の『顧客に追われて消滅型』は、自分の理論に従って投資を行っていた
顧客たちが、市場環境の悪化とともにその投資家にクレームをつけ始め、
とてもじゃないけど表に出られなくなり、消えていくパターンです。
これは1)の発展型のような感じだと思いますが、このパターンもあまり
多くないというか、そう見えて実は違う理由、後述するパターンだったりします。
多いのは、実は3)と4)です。
3)の『後ろ盾からお払い箱型』は、本当の投資家はバックにいて、その投資家に
有利になるように市場を動かすための役回りを担っています。
仕手筋が買い上げていった株を手仕舞うときに、そういう投資家に『今注目の株』
のような形で記事に取り上げさせ、個人の買いを集めるように仕向けさせる、
などのような感じです。
もちろんそんなことは長く続くわけではないので、しばらくするとお払い箱になります。
景気が悪化したときなど、ちょうど機会でお役ご免となるわけです。
4)の『企画終了型』は、そもそも投資家でも何でも無いのですが、雑誌の記事などを
担当させるために、作られた投資家です。この企画の主体が雑誌などの
こともあれば、3)に近い場合なども有るようです。
こうしたことは、投資に詳しい人なら当たり前のことらしいですが、
数年に一度ブームを起こして、一般の人を巻き込もうとする思惑があって
出てくるものだと考えて方がいいかもしれません。
不動産投資セミナーの中で金森さんが言っていますが、
『一般誌、女性誌に、これからの投資はこれだ!と出たときは、その市場は末期』
とのことです。
金森さんや、他の投資家の方でも、信頼できる投資家は、その理論に穴が
有りません。
その代わり、誰もが出来るかというと、難しい気がします。
状況を改善する努力や決済をする決断力など、普通の人ならちょっと甘えて
しまいそうなことを、きっちりと詰め切ります。
前にもこんなことを書いたことが有りましたが、例えば金森さんが指南する理論が
1から100までのクラスタで構成されていたとすると、 普通の人はついつい
このうちの10ぐらいはサボっても大丈夫だろうと考えてしまうわけです。
数%の利率が狂い始めるだけでも投資結果に大きな差を生むことになりますが、
時にこの穴から致命的な損失が発生することもあり得るのです。
やっぱり、一般紙やワイドショーなどでは、『グラフがこうなると儲かる!』
みたいなインチキ理論の方が受けがいいかもしれません。
そして、完全に市場が冷え切る前に本当の投資家たちは市場から引き上げ、
後に残る一般の人たちが、ババをつかむのです。
私は、株やFXはやりません。
というか、今はやっていません。
自分には向いていないことが、経験上よ~~~くわかっているからです。
投稿者 senshu : 2008年12月15日 12:46
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