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情報と感情

2008年12月19日

 
昨日のエントリーを書いていて、ちょっと思ったことがあります。
 
『自分の頭で考えろ』と言いますが、それはどういうことだろうと。
例えば、誰かを崇拝してその人のいいなりになるとか、同じイデオロギーを
持つ人の言うことに無批判に同調するとか、ネットに転がる誰かの評判を
そのまま信じてしまうとか、そういうのは、『自分の頭で考えてない』ということに
なると思います。
 
が、そんな振る舞いをする人も、『自分の頭で考えて』いるんだと思います。
「あの人が言うから間違い無い」とか、「みんなが言うから間違い無い」と、
一応の判断をして、それを信じたりするわけです。
 
 
 
私は、『事実の検討、検証に、イデオロギーや感情を持ち込むべきでない』という
考えの人間なので、興味を持つと、いくつかの方向からの情報を集めてみることに
しています。
 
これは、『買ってはいけない』を読んで信じてしまった若気の至りが大きな教訓に
なっています。 書籍として発売されているのだから、しっかりと調査された事実
だろうと、思い込んでしまったわけです。若かった。。
その後、『「買ってはいけない」は嘘である』を読み、比較し、
気になるところは調べ物をしてみて、一面的な考え方で語られた『事実』が
いかに危ういかを知りました。
(もちろん、後者についても、気になることが有れば調べます。)
 
 
主張の正しさより、正確な事実の提示の方が大切であることを
思い知らされました。 
 
 
その後、『新しい歴史教科書』『使ったら危険 つくる会 歴史公民教科書』、
『環境問題にはなぜウソがまかり通るのか』『環境問題のウソのウソ』、
『日本沈没』『日本以外全部沈没』(・・・これは関係ない)など、流行ものも
含め、いろいろ読んでみて、次のようなことに思い至りました。
  
 
・どんなに客観的に見える編集物でも、必ず情報の取捨選択がされている。
・仮に全て正しい情報であっても、恣意的な取捨選択が有れば、
 印象づけに相当な方向性を持たせることが出来る。
・大きなメディアほど、事実の正確性より、一般の認識を優先する。
 (→これは『メディアは嘘つきだ!』というその手の話では無いです。)
 
 
なので、何かを調べて考えるとき、これだけは必要だと思います。
・結論はこうあってほしいというということを一旦忘れる。
・違う立場から述べられている情報を複数検討する。
・情報源の媒体を一つにしない

最後に媒体についてですが、例えばネットの情報は無限に複製されるので、
ネット上に同じ情報が多くあってもコピペされただけという可能性も結構あります。
また、テレビはテレビ同士、右へならえのことがよくあります。これは、記者クラブ
に対する発表のような、同一の情報源を使っているからだとも言われています。
 
 
『自分の頭で考える』とき、『自分の頭で自分に都合のいいように考えていないか』
と客観的に見ることが、結構大事なことだと思っています。 
 
 

投稿者 senshu : 2008年12月19日 12:52



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