TI千秋の未来永劫適正価格で囲い込み
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世間に知られない固定客

2009年2月11日

ちょっと会社経営の話に戻って。
 
先日の『ネタりか』の記事、
『スティーブンセガールの作品はなぜ公開される?』が、
むちゃむちゃ興味深かったです。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/65542
 
 
要旨としては、本国ではあまり大きな話題にならないスティーブンセガールの
一連の作品が、なぜ日本では毎作劇場公開され、テレビ放映され、DVDとして
販売されるか、というと、無敵のセガールが勧善懲悪の物語で大活躍する、
『見ていて安心なアクション』を望む、一定層の固定客がいるからだ、という
ことらしいです。
なので、作品を作る側にも、売る側にも、安心して扱える商品だということです。
 
数字がよめる安心感に加え、販促費用なども余計にかける必要もありません。
なので、無駄な予算を掛けずに制作をすることが出来るし、販売をすることが
できる。そして、決められた層の顧客に満足してもらえる、というコンパクトな
市場を形成する好例の様です。
 
 
以前にこのブログでも取り上げたことのある、音楽館という会社の、
『トレインシミュレータ』というゲームシリーズがあります。
この会社は、向谷 実さんという、カシオペアというフュージョンバンドの
キーボードの方がされている会社です。
 
トレインシミュレータというのは、実在の電車の路線の実写映像を使った
電車運転シミュレーションゲームで、電車好きにはたまらないゲームらしいです。
 
向谷さん自身、タモリ倶楽部の電車企画の時には必ずと言っていいほど
出演される電車オタクで、ゲーム自体がその延長にあると言えます。
 
 
向谷さんと何度かお話しさせていただいたことがあるのですが、とにかくその
リアリティを追求する姿勢は徹底しています。また、開発陣も楽しんでその
要求に応えようとしていました。
 
そして、「うちのゲームは出せば10万本は売れる。でも、それ以上は売れない」と
言われていました。
「だから、安心して全国の路線をひとつひとつゲームにしていくことが出来る」と
いうことでした。
これも、ファンがいて、その期待に応えられるだけの作り手がいて、
余計なコストを掛けずに市場が安定している好例だと思います。
 
 
最後に、先日ご紹介した伊太地山伝兵衛さん。
あの方も、全国で年間150回ものライブをされますが、それを期待して待つ人が
全国にいます。そして、ライブ会場は居酒屋やクラブなど、狭いながらもその会場に
あふれる人が歌を聴きに来ます。
ワンボックス一台で移動して、経費を節減しながらこぢんまりとファンの期待に応える。
でも、実力があるからこそ、時として大きな会場でライブをやれば、その時には
その会場いっぱいにファンが集まります。
 
 
 
好きでやっていること、作り手がこだわっていることに、ファンがつき、
目立たないながらも市場を確立する、というのは、言うのは簡単ですが、
実現するのは難しいものです。
 
 
最後にちょっと違う話ですが、横浜のみなとみらいでは、いつでも大道芸を
見ることが出来ます。
 
実力差も観客を楽しませる能力も演者によってまちまちなのですが、
うまいなぁと思うのが、観客を見方につけて、新たな観客を呼び込む術を
持っている大道芸人。
 
『みなさーん。みなさんが、「わー」って言ってくれるだけで、周りの人が
 「なにやってるんだー」って思って、だまされて近づいてくるから、
 いまからこれをやるから大げさに「わー」って言ってください!』

といわれると、それまでに集まっていた観客が、即座にその外側にいる人たちを
呼び込む「演じ手側」の集団となって、「わー」っという大げさなアクションをします。
外側にいる人たちが「なになに?」と興味を持って入ってくるリアクションを
楽しむ主体になってしまうのです。
それは、大道芸人にしてみれば、自分一人ではなり得ない巨大な集客装置に
なるわけです。
 
 
新規開拓をするなら、まずは既存顧客のメンテナンスから、
というのは、馬鹿に出来なですね。
 
 

投稿者 senshu : 2009年2月11日 00:09



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コメント

なるほど。
水戸黄門をついつい見てしまうのと同じかも・・

お客を見方につけるっていうのはいいですね~~

そう。スティーブンセガールは、実は黄門様だったんですねぇ。
その解説を読んで、妙に納得しました。

お客さんを味方につける、もっというと、行動してもらう、
ということについては、いろいろいろいろと考えている
ところがありますので、また書きます。

ちょっとコメントのテストです。

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