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敵を利するは何でもかんでも不快

2009年6月11日

昨日のエントリーと対になる話です。
 
 
敵の敵は自分を心地よくしてくれる、ということは昨日書きました。
では、逆に敵を利する人に対してはどんな感情を抱くか。
 
 
気分が良くないのは確かですが、この気分が良くない、不快が先に出てしまうと、
相手が提示している事実についての判断を誤ります。
 
例えば嫌いな宗教、嫌いな政党、嫌いな学者、嫌いな個人。
これが、この対象の持つ『良い面』『悪い面』の範疇の話ならまだよいのですが、
怖いのは、濡れ衣のようなことにまで及ぶと、結構危険です。
 
 
どういうことかというと、『○○というのは××という宗教団体の悪事らしい』という
話が聞こえてきたとします。
その××という宗教団体のことが嫌いだったとします。
 
そうすると、糾弾する材料が見つかったため、うれしくなるのです。
 
 
ところが、どうも事実を精査していくと、その悪事に××という宗教団体は関係ない
らしい、という事実が見えてきた来たとします。
 
ほとんどの人は、その事実を提示する人の話の内容で、その正誤を判断します。
 
が、一部の人は事実を見ず、
『あいつは××の味方だから××を擁護しているんだ!』となってしまいます。
 
 
対象は宗教団体でも政党でも個人でもなんでもいいのですが、そういうロジックで
物事を判断する人が結構いる気がします。
 
そのうち、何でもかんでも悪いことはそいつのせい、それを否定するやつは
みんなそいつの側の人間、のような思考に陥ってきます。
 
事実が自分を快、不快にするのではなく、自分の快、不快から事実を
作り上げてしまう、まったく逆のロジックになってしまうのです。
 
 
 
前にもちょっと書いたことがありますが、カルトを糾弾していた人たちが、
何でもかんでも世の悪をそのカルトのせいにし、その主張が一般的には
受け入れがたいほど先鋭化してって、ついにはその人たちがカルトになって
しまう、というのも、この快、不快から自分にとっての事実を作り上げる、
というロジックに集団で陥った結果だと思います。
 
集団で陥った、というより、大きな集団からそういうロジックで物事を考える
人たちだけが残った、ということかも知れません。
 
 
あと、これも日常的に行われることなので、注意が必要です。
その事実が××のせいでは無いのではないか・・・と考えたとき、それを誰かに
話してみると、『お前は××の味方なのか?』みたいな事を言われるときが
あります。 
 
私はこういうとき、『事実と敵味方は関係が無い』とはっきり言うようにしています。
 
 
 
 

投稿者 senshu : 2009年6月11日 16:40



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