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具体性と成功事例と手に職
2009年6月29日
意地になって続けますが・・・
一時期のITバブル当時は特に顕著でしたが、どうもテレビや雑誌などで取り上げ
られる、一般的な『成功事例』というものが、独立志向の人に変なイメージを与えて
いるように感じられます。
代表的なものは、『ライブドア』と『楽天』でしょうか。
なんだか実態はわからないけどITってやつで新規事業を立ち上げるたびに
株価が上がって大金持ちに、みたいな話です。
あれは、極々特殊な事例です。
ほとんどの経営者は、何かしら手に職を持っています。
私であればプログラミング。
ここのはやっさんであれば、情報の収集、整理とそれをもとにした訴求の技術。
サーバの設備関係をやっているとある私の友人は、社員が一人もいなくても
データセンターなどのネットワーク設備を準備できるといっています。
何かしらの、具体的な技術や、具体的にお金を生む、日当や報酬を得ることが
できる商品を持っています。
手に職をつけろ、というと、例えば左官の技術を持つと、一生時給仕事の壁塗り
しか出来ないように思われるかもしれません。
特に、一時期は『手に職をつける』ということが、まるで高度資本主義経済社会での
敗者のように言われました。
でも、建設業の一職工として社会に出て、思うところあって独立し、経営者として
大成功の道を歩んでいる人を何人も見ています。
そういう人に共通していると思われるのは、ある技術については人に負けない
腕を持っていて、その確かな自分の位置づけを軸に、実によく周辺を見回して
仕事をしている。そして、目に見えない需要を見つけることができる、という感じ
かも知れません。
手に職を持っている重要な点は、おそらく次の2つだと思います。
ひとつは、確かな技術を持っているから、仕事の一部分の担当者として、重要な
仕事に参加させてもらうことが出来る。
もうひとつは、自分の仕事を軸として、周辺を見渡すことが出来る。
例えば、資格を取っただけの行政書士がいたとします。
また、資格は何も無いけどウェブサイトはきっちり作れる技術をもったデザイナーが
いたとします。
行政書士だといって、会社のコンサルティングをさせてほしい、といったところで、
誰も使ってはくれません。
でも、たまたまその会社がウェブを作ろうとしていたところに、ウェブデザイナーが
営業に行って、ウェブサイト制作の仕事を請けたとします。
そうすると、その会社のウェブを作るために、会社の基本情報から、会社の実績、
経営者の理念、経営者が持つ将来像などのヒアリングをすることがあるでしょう。
ウェブサイトを作るデザイナーの姿勢が経営者に評価されれば、今後その会社で
制作する商品のデザインも相談されるかもしれません。
あるいは、そのデザイナー自身も経営者であれば、同じ経営者同士として、さらに
深い相談を受けるかもしれません。
仕事に深くかかわれるようになるかどうか、経営者に強く信頼してもらえるか
どうかは、資格の有無ではないのです。
確かな仕事をする人間であるかどうか、それが重要なのです。
また、自分の仕事を自信を持ってこなせれば、自ずと受け持ち部分以外の
周辺状況が見えてきます。
もともとウェブデザインだけを担当する契約でかかわったとしても、手を伸ばせば
自分の仕事として請け負えるものがそこにあれば、これもうちでやらせてください、
と言って仕事として受注することができます。
行政書士が行う許認可の仕事に関しても、手引きを見ながら穴埋めだけが
精一杯では、こうした周辺を見渡して新たな需要を喚起することもままならない
でしょう。
また長くなってしまったのでまとめると、手に職をつけましょう。
それは資格を取るとは別の次元の話で、ある技術をしっかり身につけ、
ある業界を深く知り、ある仕事を余裕を持ってしっかりこなせるようになる、
ということです。
経営者であれば、誰しも何かしらのことで困ったり、ある分野の専門家を
必要としたりします。
その分野の専門家であることが顧客を得る一番のきっかけになります。
多くの会社から必要とされる分野は、時代とともに変わります。
例えば、数年前ならどこの会社もホームページを立ち上げたため、この分野の
専門家、いわゆるウェブデザイナーが多くの仕事を得ました。
それが需要のトレンドの変化です。
資格業でも、どんな業界でもそのトレンドの変化はあります。
手に職をつけること。出来れば、そのトレンドをはずさない職をつけることです。
投稿者 senshu : 2009年6月29日 16:05
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