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人間の体に“腰”という部位は無い!?
2010年2月16日
30代半ばでドラムを始めてはまりまくっていますが、、、
ドラムをやってみて一番良かったことの一つは、自分の体にちゃんと向き合う
ようになったことです。
生まれてこの方ずっと猫背で、歩き方が不格好だったのも、ちょっとずつ
直ってきました。
ドラムは結構激しく体を動かすため、ちゃんと体の構造を把握し、その上で
正しい動かし方を理解しなければ、すぐに体をこわしてしまいます。
幸いにもその事を最初に強く教えられていたため、練習を進める時は体の
痛みや筋肉の張りに注意しながら、少しでも違和感があれば練習方法を
見直して、ということが出来ました。
体の構造について、びっくりしたことがいくつかあります。
・『手のひら』という骨格は無い。手首から先はすべて指で、手のひらは
指の集合体になっている。
・膝の曲がる部分は、前後の中心部分ではなく、後ろ(膝の裏)寄り
・肩は体の両端に付いているわけではなく、体の中心部分から複数の骨に
支えられて左右に伸びている。その先に腕が付いている。
(ちょうど車のサスペンションのダブルウィッシュボーンや
マルチリンクのような構造)
などなど。
中でも一番びっくりしたのは、タイトルの通り、
・人間の体に、『腰』という部分は無い。腰とは文化的な産物
というものです。
そういわれて改めてお辞儀やをしてみるとわかるのですが、実際に曲がって
いるのは、『足の付け根』です。
(これもびっくりなのですが)骨盤から伸びる『脚』は、骨盤に対して
垂直に刺さっている訳ではなく、
┌ ┐
│ │
こんな感じでアーチ状に左右の脚が付いています。
この付け根と体の接続部分が大きく稼動してお辞儀をしたり出来るんですね。
その上にあるのは、あくまで30個ほどの骨がつながった『脊椎』いわゆる
背骨です。
便宜的に、上から頸椎、胸椎、腰椎などなどと分けていますが、本来は
30の骨がすべて一体となってしなったり伸びたりねじれたりして、必要な
姿勢や体の動きを作り出しています。
これを、『腰』という蝶番のような折れ曲がる可動部分があると思い込んで
体を動かすから、本来30個ほどで作るはずの曲げ角を、『腰』に当たる
5~6個の部分で折り曲げようとするため、その部分に大きな無理が掛かり、
『腰を痛める』という状態になるんだそうです。
体を曲げるとき、
『大きな曲げ角は脚の付け根で、そこから上は腰から首まで30個の骨
全部を使って、しなやかにバランスを取るように曲げる』
という意識をするだけで、ずいぶん楽に体を動かすことが出来る様になります。
体を伸ばすときもまた同様です。
昔から姿勢が悪かったり、歩き方がおかしかったのを、何度か矯正しようと
しましたが、失敗してきました。
それもそのはず、姿勢とか歩き方とかは、体を“どう動かすか”という話で、
その前提となるはずの、動かす“体の作り”を間違えて把握していたわけです
から、正しい動かし方が出来るはずもありません。
姿勢を正すにしても、『腰をそらせるように伸ばす』とか、『背中を後ろに
引っ張られるように』と言われても、頭の中に“腰”という可動部分があると
思い込んでいたり、腕の位置と背骨の接続関係が理解できていなかったり
したら、その言葉の再現を体で行う時点で、間違った箇所に力を入れて
しまっても当然かもしれません。
でも、首から脚の付け根までの骨の構造を理解し、理にかなった筋肉の
動かし方を学べば、無理なく、楽に理想的な姿勢をとることができます。
自分の体の構造を知る、というのは、ドラムの練習に限らず、どんな楽器を
演奏するにしても、ダンスや演技をするにしても役に立ちます。
何より日常生活において、とても力強い助けになると思います。
腰を痛めず、手首を痛めず、脚を痛めず神経を痛めずに、楽に体を動かし、
元気で有り続けるために、必須の知識かもしれません。
ということで、興味のある方は是非研究してみてください。
投稿者 senshu : 2010年2月16日 09:45
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