TI千秋の未来永劫適正価格で囲い込み
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政権与党のやばさ
2010年3月22日
前のエントリーの続きです。
日本政府のトップのやばさは前回触れました。
今回は、その政府を構成する政権与党の、特に幹事長のやばさについてです。
日本の行政権を持つ内閣は鳩山首相をトップとした閣僚で構成されています。
日本は議院内閣制ですので、立法権を持つ国会の多数会派がその内閣を構成
します。
現在は民主党、国民新党、社民党の連立政権です。
その最大与党の民主党は、政治的に清潔で新鮮だというイメージで、徐々に
議席を伸ばし、前回の選挙で、『一度やらせてみよう』という大きな民意を
得て、衆議院第一党に躍り出て、政権を持つに至りました。
『何かが変わる』という期待が形になった瞬間でした。
しかし、残念ながらそのイメージと実態では大きな乖離があります。
クリーンなイメージ、フレッシュなイメージの議員は衆議院に大勢誕生
しました。
でも、その裏にいたのは、ダークで旧態依然とした権力を持つ民主党の
小沢幹事長でした。
クリーンでフレッシュなイメージ担当と、実質的な権力の掌握者が別々に
存在する、という恐ろしい状態です。
どんなに清潔で新鮮な人員を国会に送り込んでも、その数が増えるほど
ダークで古い権力者の手駒の数が増えるだけ、という現状です。
それでも、国権の最高機関たる国会の議員が、その精神的な独立性を持って
個々の議員として自らの意見を言えれば、こんな状況では無くなるかも
しれません。
しかし、それは全く望めなくなってしまいました。
独裁者、という言葉がこれほどぴったりなのも珍しいかもしれません。
それも、ひとレベル熟成された独裁体制が醸成しつつあるように思われます。
先日の副幹事長解任や、横粂議員のインタビュー中断などでわかるように、
独裁者へ矛先を向けた人間に対する粛正や牽制を、周囲のものが自発的に
行っています。
独裁者が自ら怒鳴り散らして腕力を見せつけて支配する、なんてのはまだまだ
恐怖政治のうちには入りません。
本当に怖いのはその次の次の段階。
組織の構成員たちが、権力者の意をくんだ発言をするようになります。
それまでもテレビなどで発言してきていた若手の民主党議員などの、現在の
発言を聞いていると、本当にクリーンな政治を希求してきた人かと思うような
事が多いのは、このためでしょう。
次に、権力者に過度の畏怖心を抱き、権力者が望むことに自ら率先して手を
汚すようになります。
恐怖心から服従心が過度に強くなり、それを克服するために、権力者との
同化欲求が強くなった段階です。
民主党は、現在この段階にあると思っていいのではないかと思います。
ここまで来れば、周囲が勝手に粛正をすることにより権力者は自らの手を
汚したり、批判を受けたりするリスクが無くなります。
同時に、そうした構成員による自発的な粛正行為に対して、表向きたしなめる
態度を見せることにより、慈悲の顔を見せることが出来るようになります。
つまり、自らは何もする必要は無くなるのです。
周囲が勝手に粛正し、慈悲の心を見せる。恐怖と慈愛。飴と鞭。
何もリスクを負わず、苦労せず権力を維持することが出来る様になります。
自らが威圧し強権をふるう段階、つまり組織を支配する初期の段階では、
その暴力的な振る舞いの責任やリスクは自らに帰ってきます。
でも、この段階まで来るとその責任やリスクとは無縁です。
勘の良い方はもうお気づきだと思いますが、乱暴に言ってしまえば、もう
民主党の権力構造の『一部』は、カルト組織のそれに近い段階に移行
している、ということです。
それまでテレビでさんざんクリーンな政治などを訴えていた細野豪士議員
などが、まるでオウム真理教時代上祐史浩氏のように、言い訳と作為的な論点の
錯誤で批判をかわそうとしている姿にダブります。
すでに彼らが見ているのは世間や国民では無いため、どんなに世間には
受け入れられない理屈でも、当然のように言い切ってしまっています。
民主党の『一部』の権力構造と書いたのは、まだ組織全体まではそのヒエラルキーに
取り込まれていないと思われるからです。
宗教組織と政党組織は違うので、完全にカルト化するなんて事は無いでしょう。
でも、いま真っ当な民主党議員が、自らの意志で声を上げておかなければ、
例え小沢氏が失脚してカルト的な患部が取り除かれたとしても、そのときは
すでに世間からはそっぽを向かれてしまっています。
そうなったら、もう二度と元のイメージに戻ることが出来ません。
それは、単に民主党がだめになる、という話ではなく、国民にとって、
大きな損失になると思います。
民主党を支持する、支持しないに関わらず、『クリーンな政党』というのは
政治に掛ける純粋な理想的存在であり、希望であると思うのです。
国民が期待する『クリーンな政党』というものが幻だった、幻想だったという
結果になるならば、それは民主党が長期的に権勢を維持しようが、崩壊しようが、
国民の大きな落胆、政治に対する幻滅につながります。
私は元々民主党支持者ではなく(二大政党制支持者です)、政権担当能力が
ない政党が与党になるのはあまり望んでいなかったのですが、まさかここまで
ひどいとは思っていませんでした。
一部の権力者が大きな力を得るだろうなとは思っていましたが、まさかこんなに
若手が従順に手駒化して、恐怖政治の完成に向けて自発的な動きをするとは
思っていませんでした。
長くなりましたのでまた続きにします。
投稿者 senshu : 2010年3月22日 11:29
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