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右派vs左派は紅白戦?イデオロギーは思考停止?

2010年3月 6日

以前からイデオロギー的な視点からの物事の善悪判断が嫌いということは
ここでも何度か書いていますが、そうした議論を見たり読んだりするのは
好きだったので、ネット上のこうした議論を結構楽しんでいました。
 
 
が、、、
 
 
なんだか楽しかったのは最初だけで、その形式的な思考方法が見えてくると、
全然面白くなくなってしまいました。
 
表面的には、『自民党が国を悪くした』とか『民主党が嘘をついた』とか、
『不貞外国人を排斥せよ』とか、事件や政治的な動きが起こるたびにその事象に
反応して相手方を批判するのですが、だんだんその主張がおかしくなってきます。
 
 
だんだん、というのはこういうことです。
当然に、物事にも人にも善悪が共存していて、良い部分と悪い部分があります。
でもこの場合、『悪』と決めつけたものに対する憎悪や妬みで、それと敵対
するものを『善』と決めつけ自分の心のよりどころとして出発するため、
最初のうちは、『悪』の側の悪い部分だけたたき、『善』の側の良い部分だけ
賛美していれば足ります。
 
ポイントは、まず間違いなく『悪』に対する嫌悪、憎悪、妬みなどから始まる
ということです。
自分の理想をかなえるために『善』を選択してから始まるのではなく、『悪』
に対する裏返しとして、時にはこじつけに近い理屈で『善』を選びます。
 
 
この、『悪』に対する嫌悪も、かなり多くの場合、自己への不満をいびつな
形で他者に投影したものです。
そこに正義感を結びつけ、拠り所として『善』の存在を信じ込み、思考停止
すればイデオロギーの完成、という感じではないでしょうか。
 
 
ただもちろん、『善』だと思っている側にも正しくない側面が必ずあります。
政治、国家、企業、軍事、慈善事業、宗教などなど、人が心の支えとしがちな
どれをとっても、必ず善悪の側面を持っています。
 
 
 
でも、一度『善』と心に定めたものを否定するのは、『悪』に荷担するものと
なるため、批判や否定が出来ません。
 
なぜなら、出発点が「自己の理想のために必要な存在としての『善』」を
選んだわけではなく、憎らしい『悪』を叩くための『敵の敵』として選んだ
だけだからです。
 
 
長くなりそうなのでまた続けます。

 
 
 


 

投稿者 senshu : 2010年3月 6日 13:16



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