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運動音痴は作られたもの ドラムと体の事をまとめてみる(1)

2010年5月 1日

久々に更新、というか、新しいシリーズをまとめてみたいと思います。
 
 
1年近く前、35歳にしてドラムを始めました。
学生の頃に遊びでやってたことはあったのですが、自分は運動音痴だし、
才能はないしと思い、その後は全然練習などしていませんでした。
 
 
それがなぜ突然かというと、以前のエントリーにも書きましたが、日本を
代表するドラマーの御大に出会い、
「俺のいうとおりに半年練習すれば、何年もやってるやつより遙かに上手くなる」
という言葉にそそのかされたからでした。
 
そこでいわれたのが、これも前に書きましたが
『イスは高くしろ。脚を上げて落とすだけでペダルが踏めるように』
『手のひら、手首、肘、肩、何処にも絶対に力を入れるな
 大きな音を出したいときでも、各部位の弱い力の足し算で強い力になる』
『叩く前に叩きたい音を歌ってみろ 自然にその通りに叩けるようになる』
『肩から手の先、スティックまで力の通り道がある それを自分の体で確認しろ』
 
だいたい、こんなところです。
 
あとは、
 
『グリップなんか自由でいいんだ』
『叩けば戻ってくるから世界一力を使わない楽器だ』
 
などなど、でした。
 
 
かなりあっさりした内容でしたので、一見簡単に思えたこともあり、それぐらい
なら守れるかなと思って、普段からお邪魔しているスタジオが空いてるときに、
ちょっと部屋を借りて練習させてもらったりしたのがはじめでした。
 
 
 
これが、自分の人生の中でちょっとした衝撃になるほどの、壮大な経験への
入り口でした(笑)。
大げさな書き方ですが、自分が"運動音痴"と思い込んで来たことを後悔し、
さらにはこれまで教育の中で接してきた体育の先生全員を恨むぐらい、実は
単純なことなのに、何で今まで教えてもらえなかったのだろうという悔しさは
ひどく感じます。
 
(教育についての恨み言は、一連のエントリーの中で、どこかで
 まとめたいと思います。。。)
 
 
 
その後の経過から現在の状態までについては、また別途まとめるとして、
簡単な結論から。
 
 
体を動かすこと、スポーツや楽器の演奏が上手くなる方法は、
『自分の体との対話しかない』
ということです。
 
そのために必要なのは、体がどういう作りをしているか正確に把握し、
その構造がどのように動くのが自然かを把握し、
不自然な動きを排除してトレーニングを積む、という事です。
 
 
これは、ピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、いわゆる
『アレクサンダーテクニーク』のメインの理論ですね・・・
行き着いたところが、すでに100年近く前から研究が進められていた
理論だったなんて、教育を恨む気持ちもわかって頂けるかと。。。
 
 
もちろんそんな長く研究されてきた理論と同じ事までたどり着いたわけではなく、
その課程を正確に書くと
 
 
御大の言葉を信じて練習する
 ↓
壁にぶつかる
 ↓
どうしても再現できない
 ↓
天才のいう言葉は真意が見えない
 ↓
もっと凡人にわかるように言い換えているものは無いか探す
 ↓
自然に動くってどういうことだ?
 ↓
そもそも、動く物の構造を把握して無くて動かし方を体得できるのか?
 ↓
そんなはずはないだろう。まずは体の構造の把握からだろう
 ↓
体の構造を調べる+運動と関連している解説を探す
 ↓
とあるドラム教室のウェブでいろんな解説を見る
 ↓
体のつくりと動きを知り、上達したり壁にぶつかったり繰り返す
 ↓
もやもやした物が解決しそうになり、いろいろわかりそうになる
 ↓
アレクサンダーテクニークに行き着いて、とっくに理論立てられている事を知る
 ↓
経験と関連づけて消化してみる
 ↓
御大に話してみる
 ↓
御大は自分の体との対話だけで行き着いていたことを知る。。
 
 
 
1年弱掛けて、こんな過程です。
感想としては、やっぱり天才っているんだなということです。
自分の体と対話する天才。これが、一流のアスリートやミュージシャンの
本質なのかもしれません。
 
 
じゃあ凡人はどうか。特に私のような、運動については凡人以下の運動音痴の
人間はどうか。
これが、自分の人生の中でもちょっとした衝撃だった結論なのですが、
 
 
『手順さえ知れば、かなりいい線まで行く』
 
 
といえます。間違いなく、ドラムに関しては言えます。
 
 
と同時に思い知らされたのは、
・いままでいかに、自分の体の構造、動かし方を知らずに来たかということ
・運動を教える方法が間違っているか、ということ
・運動に長けている人にも2種類いる。それは
 自然な動きを会得するまで無理せず じっと耐えながら正しい練習を
 重ねて、結果大きく伸びる人 と
 ある程度の動きから先は、過剰な筋肉や無理なひねり、ねじりなどを
 使って、技術を手に入れるけど、その分ほかの可能性や将来性を失っている人
・無数にあるドラム教室やドラム教則本、映像などで、いかに間違った
 練習法を垂れ流しているか、ということ。
 しかも、その先生(ちょっと上手い人)の経験に基づいた、かなり限界が
 低い上に、体を壊すリスクが高いだけの物が多いということ
 おそらくそれは、ゴルフやテニス、ボーカルスクールなどでも言えるかも
 しれません。
 
 
そして、
 
 
・運動音痴はいない、ということ。
 
 
 
この1年弱、実際にいろいろ考えて試して、調べて行き着いたことを
今後しばらく掛けてまとめてみたいと思います。
 

投稿者 senshu : 2010年5月 1日 13:37



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